top of page

011.2001年を振り返って(2001/12/31)

  • theamaries1994
  • 2021年9月9日
  • 読了時間: 4分

2001年もあと少しで終わります。今年はみなさんにとって、どんな1年だったんでしょう?


ワタシにとって、2001年のいちばんの大きなできごとは、このサイトを立ち上げたことでした。このサイトを通して、いろんな人に出会い、いろんなことを考えた3ヶ月でした。

今回はワタシの人生のターニング・ポイントの一つになるかもしれない、この『THE AMARIES資料館』の生まれた経緯について、お話したいと思います。いつも以上に個人的なことですが、勘弁してください。


そもそもこのサイトを立ち上げるきっかけとなったことが二つありました。その一つは、孤独感から生まれる「誰かとつながっていたい。」という感情。そしてAmusement Taoの存在でした。

元来、ワタシは寂しがりやです(それに気付いたのは仕事を始めてからでしたが)。「孤独」というものを嫌う性格なんですね。もちろん、「一人の方が気楽だ」と思うこともあるんですが、それは誰かとつながっていて初めて思える心の余裕なんです。だから友だちとワイワイやるのも好きだし、彼女がいてくれると、とても安心できます。


そんなワタシ、大学を卒業して新しい街で生活を始めました。もちろん知り合いなんか一人もいない街です。そこでワタシは大きな失敗を二つしてしまいました。その結果、すごい孤独感に襲われる毎日が始まりました。「リーダー不況」の始まりです。そんな中で生まれた感情が、ワタシからは順風満帆に見えたAmusement Taoに対する見当違いの嫉妬心と、誰かとつながっていたいという思いでした。その打開策としてストリートをやったこともありました。


2001年4月、新しい環境で生活を始め、心の余裕が少し生まれてきました。失恋の苦しみ、仕事に対する不満、Taoに対する不必要な嫉妬などのネガティブな気持ちを、少しずつ解消させることができるようになりました。

でも一つだけ、解消できないことがありました。「誰かとつながっていたい」という感情です。地元の友人と遊んでみても、この感情を発散させることができませんでした。


「リーダー不況」から脱出しそうでできないとき、オカチンが以前こう話していたことを思い出しました。

「Amusement Taoのサイトもあるんだから、THE AMARIESのサイトもつくってよ。」


この話を思い出して作り始めた頃、このサイトを大学のときの友人たちが集まるサロン的なサイトにしようと考えていました。すご~く狭い、「身内」だけが集まって、ワイワイ楽しむサイト。もちろん訪問者数なんか関係ない。自分たちが楽しむ自己満足サイトになる予定でした。

その予想は見事にはずれ、Amusement Taoを気に入ってくださったみなさんが、どんどんこちらにも遊びに来てくださり、予想以上ににぎやかなサイトになりました。そして掲示板・キリ番プレゼントなどを通して、たくさんの人とウェブ上で知り合い、たくさんの人といろんなつながりを持つことができました。


「THE AMARIESのサイト」というスタンスから外れ、ワタシ個人のコーナー(ここ)もつくってしまいましたが、たくさんのみなさんに読んでもらい、反応してもらい、共感してもらったり批判してもらったりして、サイトづくりがますます楽しくなった2001年の秋~冬でした。


今、ワタシは、自分の仕事とこのサイトの運営と、二つの手段で自分を表現しています。

ワタシの仕事は夢を語れる仕事です。幸いにも自分をたくさん表現できる仕事です。にもかかわらず、それを見失いかけ、いろんなことにネガティヴになっていたときに力を与えてくれたのが、Amusement Taoのサイト『Tao Web』でした。この話がなければ、今も「リーダー不況」のどん底でもがいていたかもしれません。

現在は、「音楽」という手段を通して自分を表現することはしていませんが、毎日の仕事と、そしてこの『THE AMARIES資料館』を通して、ワタシを表現し、そしてたくさんの方々とつながっています。


ワタシの「寂しがり屋感情」から始まったといえるこのサイト。コンピュータを通した人と人とのつながりはとても希薄ですが、これをきっかけにして、アナログ的で心のあるつながりに発展できればと思っています。さすがにインターネットを使って恋人を探そうとは思いませんが…。


来年からも、『THE AMARIES資料館』を充実させていきたいと思います。このサイトは、「リーダー」という個人を表現するサイトである以上に、「THE AMARIES」というバンドを表現するサイトです。その基本スタンスは忘れずにいきたいと思います。その上で、ワタシ個人が発信する情報をきっかけにして、いろんな人といろんな話ができたらいいなと思っています。

2002年、ここに遊びに来て下さったみなさんにとってよい年になるように願いながら、今回の話を終わりたいと思います。


P.S. 来年こそは、「リーダー不況」から「リーダー景気」にするぞ!

みなさま、よいお年を。来年も『THE AMARIES資料館』をよろしくお願いします。

 
 
 

最新記事

すべて表示
010.朝寝坊なワタシ(2001/12/27)

クリスマスも過ぎ、もうすぐお正月。どこもかしこも人であふれ、賑わいを見せる時期。日本経済が早くこの平成不況から脱してくれないかなと他力本願する今日この頃。 ワタシももうすぐ年末年始の休暇に入る。久しぶりにまとまった休みだ。とても嬉しい。何が嬉しいのか。...

 
 
 
009.『ノッティング・ヒルの恋人』とワタシ(2001/12/9)

社会人になってから映画を見に行く機会がめっきり減ってしまった。大学生の頃はよく映画館へ通っていたが、働きだしてからは映画はレンタルで見ることが多くなった。そんな中でひょろっと寄った映画館で見た映画が先週テレビで放映された。 『ノッティング・ヒルの恋人』である。...

 
 
 
008.ジャズとワタシ(2001/11/16)

ワタシの家でとっている新聞の今朝のコラム欄にこんな話が載っていた。 「音楽は地球でいちばん古いお医者様。音楽評論家の湯川れい子さんが日本音響学会誌でそう語り、証拠として南フランスの洞窟に残る「3人兄弟の踊るシャーマン」という壁画をあげている。(中略)」...

 
 
 

Comments


©2020 by THE AMARIES資料館 Wix.com で作成されました。

bottom of page