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005.一人暮らしとワタシ(2001/09/23)

  • theamaries1994
  • 2021年9月9日
  • 読了時間: 3分

7年間の一人暮らしと別れ、再び家族と暮らすようになって半年。一人暮らしの経験は絶対に一度はするべきだと思っている。特に男はやっておくとよい。結婚した後、奥さんに喜ばれるだろうから。


ワタシの一人暮らしのスタートは大学入学だった。引越しを済ませ、家族が帰っていったその夜の寂しさを今でも覚えている。炊事・洗濯・掃除etc…。生活をしていくために、何もかも一人でやらなくてはいけない。不安な気持ちを持ちながらも、やらなければならなかった。


幸い、大学生には時間だけはたくさんあった。ワタシの住まいのそばに食べ物屋があまりなかったこともあって、よく自炊した。料理はいざやってみると案外おもしろい。マメなワタシはみそ汁をつくったり、煮物をつくったりできるようになって、新しい楽しみが増えた。


しかし、炊事も含めて、「家事」は本当に面倒だ。洗濯物はいっきにたまるし、知らない間にほこりがどんどんたまっていく。やらなきゃいけないことは分かっていても、いざやるとなると面倒なのだ。特にワタシにとって「掃除」が最大の敵だった。


元々ワタシは、「整理整頓」が苦手だ。「出したら片付ける」ことがなかなかできない。そのくせ、いらないのに物を大切に保管する習性を持つため、どんどん物がたまっていく。自分の手の届く範囲に物を置きっぱなしにするので、次第に足の踏み場がなくなる。しかし、自分ひとりが座るスペースがあればいいわけで、ワタシの城もありがちな「学生部屋」と化し、遊びに来る友人たちをあきれさせていた。


やらなきゃいけないこともたくさんあるが、一人暮らしはとっても気楽。何時に出かけようが何時に帰ってこようが、どんなスタイルで生活しようが迷惑をかける人がいない。特に大学生は、生活が不規則になりがちだ。時間的な余裕も多い。そんなときに何の制約もなしに暮らせるというのは、今にしてみると「天国」に近い。



物事にはすべて「表」と「裏」があるように、一人暮らしのメリットもあればデメリットもある。デメリットを感じたのが働きだしてからだ。もちろん一人暮らしのメリットも享受したが、時間的な余裕がなくなったので、ただでさえ面倒な「家事」がよけいに苦痛に感じて、やらなくなった。

いちばん打撃を受けたのが「食生活」だった。不規則な上に外食が多くなり、体調と体格を崩した。

それから病気になったときに、一人暮らしは困る。体がいうことを聞かなくても自分で動いて対処しなければならない。病気になったときほど「家族がいてくたら…」と思うことはない。


いずれにしても、一度一人暮らしを経験すると、いざという時に必ずその経験が役に立つ。「タフになる」という言い方ができるだろうか。何かあった時に何とかできるからだ。

それから「親のありがたみ」を痛いほど痛感する(←これは「筋肉痛が痛い」と同じ)。そして家族が恋しくなる。


さあ、これを読んでいるみなさんはいかがでしょう?あれほど恋しかった家族も、いざ再びいっしょに住んでみると、けっこうウザイ。これが現実なのだ。

どんな暮らしをするにしてもメリット・デメリットある。でも人は多くが「新しい家族」をつくって人生の第2幕をスタートさせる。やはり人は人と暮らすのがいちばんいいのだろうか。



 みなさんの、そしてワタシの「人生の第2幕のスタート」はいつになるんだろう?

 
 
 

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